外国人従業員採用のチャンス?
4月から施行される入管法改正により、一定の専門性・技能のある外国人について、日本国内で就労するための新たな在留資格(特定技能)が創設されます。
外食産業は、特定産業分野(外食業)に指定され、外食企業は特定技能1号外国人を上限5年まで雇用することができることになり、今後5年間で最大5万3千人の受け入れ見込みとされています。
そして、いよいよこの資格取得のための試験実施日程が公表されるとともに、一般社団法人日本フードサービス協会から受験準備のための学習テキストが公表されました。
https://www.jfnet.or.jp/contents/gaikokujinzai/
国内試験は、4月25日(木)に東京、大阪で開始されます。
学習テキストは、「衛生管理」、「飲食物調理」、「接客全般」の3つに分かれており、衛生管理では本HPでも何度か話題にしているHACCPが、接客管理では外食業の基本であるQSCAが掲載されるなど、日本人もきちんと学ぶべき内容も盛り込まれています。
今回の新規の資格では、アルバイトやパート人材について外食業と争奪戦となっているコンビニ業界は指定されていません。
今後日本に長く暮らしたい優秀な外国人が外食業を選ぶ傾向となるのか、その影響は賃金や待遇などに反映するのかなど、ここしばらく注視していきたいと考えています。